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『普通の小学生』の中学受験をサポートしているモキチクワです。
都内の中学受験専門塾の講師をしたのち、現在は3児を育てる母をしています。
多くの『普通の小学生』を指導してきた経験と、『普通の小学生』であるわが子の様子などをからめて、
『普通の小学生』の中学受験について、考え方や戦い方を発信しています。
『普通の小学生』の親御さんが中学受験を意識したとき、高校受験についても頭の片隅で考えている場合が多いのではないでしょうか。
中学受験をさせようと思うけれど、ついていけるか…、高校受験の方がいいのではないか…、
そんな風に考えることもありますよね。
ここでは、中学受験の大変さと高校受験の大変さの違いを、わかりやすくお伝えしたいと思います。
中学受験と高校受験、実際はどちらが大変なのか
お子さんが『普通の小学生』の場合、
(ここでの『普通の小学生』とは、公文で何学年も先取りしたり、模試で偏差値60以上をすでに取っていたり、ましてや算数オリンピックに出たりはしていないお子さんのことです)
「中学受験」にするか、「高校受験」にするか、悩ましいところですよね。
このサイトでは、『普通の小学生』の中学受験を応援していますが、
モキチクワ個人としては、「高校受験」を否定はしません。むしろ、「高校受験」もオッケー、という考えです。自分自身は公立・国立の学校にしか通ったことがなく、高校受験をしています。
「中学受験は結局課金ゲームで、コスパが悪い」「高校受験で十分」
といったご意見を多く耳にします。
実際には、それぞれに違った「大変さ」があります。その「大変さ」を比較して、お子さんの進路選択の参考にしていただけたらと思います。
中学受験の大変さはこんなところ
「中学受験」の大変さをいくつかあげると、
- お金がかなりかかる(中学受験のための塾費用、私立中高の授業料等)
- 勉強内容がかなり難しい(小学校の勉強とはかけ離れている)
- 中学受験塾に通う場合、カリキュラムやテストに追われる可能性が高い
- 小学生の受験なので、ご家庭での管理が不可欠なことにより、親御さんにもかなりのストレスがかかる
- 第一志望の中学校に合格するとは限らない(合格しない可能性の方が高い、と言われている)
とくに、2と3の結果の4、という流れがあり、親子で大変な思いする数年間になりうるわけです。
しかし、個人的には、親御さんの考え方次第で、前向きで充実した中学受験生活を送ることはできる、と考えています。
このブログでは、『普通の小学生』がどうやって中学受験を戦っていくか、親御さんはどのように考えてお子さんの中学受験をサポートしたらよいか、をお伝えしています。
どうしたらよいかわからなくなったとき、判断に悩まれるとき、などは参考にしていただけたらと思います。
高校受験だって大変です
さて、高校受験です。
うちは中学受験をしないから、小学生のうちはまだまだ好きなことをして過ごしたらいいわ!
と考えている親御さんもいるかもしれません。
が、モキチクワとしては、高校受験だとしても、小学生のうちから準備しておいた方がいい!と考えています。もちろん、偏差値の高い公立高校への進学を希望するなら、の話です。
それはなぜかというと、「高校受験では、中学校で内申点を取ることの影響がとても大きいから」です。
内申点とは、定期テストや提出物や授業への姿勢態度などから、各学期ごとに通知表に記される数字(の合計)のことです。
自治体によって、何年生の何学期の内申点を加味するかが決まっています。
公立高校を受験する中学生は、基本的に、その自分の持ち点としての内申点を持って公立高校を受験し、
本番の入試点と合わせた合計点によって合否が決まる、という仕組みになっています。
(内申点と入試点で、どちらをどれだけ重視するかは、各自治体や各公立高校によって異なりますので、自治体のHPなどで調べておきましょう)
本番の入試で点数を取ることは当然のことですが、この「内申点を取る」ことは単純なことではありません。
例えばですが、地域のトップ校に進学したい、と考えた場合、内申は「オール5」に近いくらいの数字が必要になります。
中学校では9科目ありますから、主要5科目(国語・算数・理科・社会・英語)の他に、実技4科目(保健体育・美術・技術家庭・音楽)の成績も「5」を目指すことになります。
成績で「5」を取るには、具体的にはどのようなことかというと、
- 中間/期末テストではすべての科目で最低でも90点以上を取っている(平均点にもよりますが、つまり学年でも10位以内には入る必要があると思います)
- 各教科の先生から出された宿題や提出物は、もれなくしっかりと出すことができている
- 授業態度にも問題なく、積極的に授業に参加することができている
簡単に説明すると、上記のような状態であってはじめて、「5」の可能性が出てきます。
(保健体育や音楽や美術は、どんなに頑張っても「5」は難しい場合はありますよね。その場合も考えて、やはり主要5科目は限りなく「オール5」である必要があると思います。トップ校を目指すのであれば…)
簡単なことではない、というのがわかりますよね。
ですから、モキチクワとしては、中学受験をしない選択をしても、
公立トップ校を目指した高校受験を、という場合は、
「小学生の頃から家庭学習の習慣をつけておく」ことは重要!
と考えています。
「中学受験」を目指す『普通の小学生』におすすめする、こんな考え方
中学受験を選択した『普通の小学生』の親御さんには、以下のような考え方をすることをおすすめしたいと思います。
それは、「中学受験を目指しながら、高校受験にも対応できる力をつけることを意識する」、です。
志望する中学に合格することを目指して勉強する。でも、合格しない可能性もあります。
その場合、第二志望、第三志望の中学校に合格して、進学するのもよし。高校受験を選択するもよし、です。
高校受験を選択することになった場合にも、中学受験に向けて勉強してきた内容は無駄にはなりません。
算数その他すべての科目で培った思考力、算数の計算力、国語読解力、理科や社会の知識(中学校でも学習する内容)など、全ては高校受験にもつながることです。
中学受験で思う通りの結果が得られなかった、とただ残念に思うのではなく、
高校受験に向けて一歩も二歩も先に進んだ学力をつけている、と考えましょう。
また、中学受験へ向けて勉強する中においても、そのような意識でいることで、親御さんもお子さんも前向きに学習を進めることができるのではないかと思います。
通信教育は、「高校受験への準備」にもおすすめです。
高校受験への準備としての通信教育には、↓これらの通信教育を利用してみてください。通信教育は、お子さんに適した難易度のものを選択するのが大切です。難しすぎるものや易しすぎるものは避けましょう。
↑【Z会小学生コース】(小学校のカラーテストでほぼ100点を取れるお子さん向け)
↑【小学館名探偵コナンゼミ】(小学校のカラーテストでだいたい90点くらいは取れるお子さん向け)
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