こんにちは!『普通の小学生』の中学受験を応援している、モキチクワです。
このブログ「ハロー☆中学受験」では、『普通の小学生』が中学受験に挑むときに、どんなことをしたらいいか、どんなことに気をつけたらいいか、などを中心に綴っています。
元中学受験塾講師の経験や3児の親としての立場を交えながら、みなさんの中学受験を支えられるような記事を書いていきたいと思っています。
お子さんの中学受験の伴走をしていると、勉強中のお子さんの態度や理解力の低さにイライラしてつい怒ってしまった経験はありませんか?
正直に言うと、モキチクワは何度も何度も経験しています(^^;)
先生と生徒という関係と違って親子なので、どうしてもすぐに感情的になってしまうのは仕方のないことです。
でも、お子さんの「中学受験」を支える、という目的を考えると、この親御さんの「イライラ」が邪魔になってしまうことがあります。
『普通の小学生』の中学受験を支える親御さんの心構えとして、【怒っても仕方がない、と知る】ことについてお話したいと思います。
中学受験では、親子バトルは避けて通れない!?
中学受験の難しいところは、受験勉強をするのが「小学生」というところです。
しかも、ほとんどが『普通の小学生』です。
メディアやSNSなどで流れてくる、「親が何も言わなくても自分から勉強して、志望校に合格するお子さん」は、わたしから見ると「スーパーキッズ」です。
『普通の小学生』は、勉強に取り掛かることからサポートが必要な場合がほとんど。
そのことは悪いことでもダメなことでもありません。
親に何も言われなくても自分から勉強を始めるのはスーパーキッズですから(笑)
ご自身のお子さんが『普通の小学生』だと思うならば、取り掛かりからサポートが必要と考えて大丈夫です。
「自分から勉強しなくて…」と嘆く必要もありません。
ただ、勉強することに対してひどく反抗するときなどは、
お子さんにとってその勉強内容や勉強時間などに無理がある、ということも考えられます。
今このときに負荷をかけ過ぎて、続けられないのでは意味がありません。
そんなときは、一度親御さんが立ち止まって、スケジュールや勉強内容を見直す必要があるだろうと思います。
「怒る必要はない」ということを理解しよう
まず、学習内容が「わからない」とか「理解していない」ということに対して
「怒る必要は全くない」と考えてください。
ただ親御さんも人間です。
【怒る】というのは感情ですから、なかなかコントロールするのは難しいかもしれません。
偉そうに書いているモキチクワも、イライラの感情に負けてしまうことは多々あります。
でも、覚えておいていただきたいのは、お子さんを怒っても、できるようにはならない、ということです。
今までに「怒られたから奮起して勉強ができるようになった」というお子さんに出会ったことはありません。
頑張って思い返してみても、おそらく一度もありません。
その問題が「できない、解けない」ということは、
お子さんの理解力がまだ足りていない、または、
その説明では理解できない、ということです。
そんなときに必要なことは、その問題を解けるようにスモールステップで考えるということです。
それなのに、その時点で親御さんが怒ってしまうと、理解するチャンスも逃すことになります。
ですから、お子さんの勉強に関しては、できるだけ冷静に対応することが、親御さんにとってもお子さんにとっても最善の方法ということになります。
※中学受験塾に通塾している場合で、どうやってもお子さんが理解できないというときは「通っている塾の授業進度や内容がお子さんにとって難しすぎる」という可能性もあります。
お子さんにとって難しすぎる勉強内容は、いくら勉強しても勉強していることにならないことがほとんどです。
「その塾に通う」から成績が上がるのではなく、「勉強している内容が身につく」から成績が上がる
ということについて、今一度考えてみてください。
全てに関して怒らないほうがいい、ということではない!
では、親御さんはお子さんに対して絶対に怒ってはいけないのかというと、
そういうことを言いたいのではありません。
親御さんも人間ですから、自分の感情が抑えられないこともありますよね。
また、親子関係の中で、特に生活面や態度のことなどでは、怒らなければならないと判断することもあるでしょう。
ここでモキチクワが【怒っても仕方がない】と言っているのは、勉強内容についてです。
中学受験においては、その勉強内容がかなり難しいために、お子さんが壁にぶつかることが多くあります。
壁にぶつからないお子さんはほとんどいないと思います。
そんなときに、お子さんを【怒っても仕方がない】ということを、親御さんが心の中で理解しておくことが大切です。
今お子さんが立ち向かっている問題は、小学校で習う内容よりもずっとずっと難しい内容です。
学年があがるほどに、普通の親御さんには解けない問題がどんどん増えてくるはずです。
そんな問題に立ち向かっているお子さんをまずは認めてください。
そして、勉強内容に関しては【怒っても仕方がない】と思うようにしてみてください。
親御さんの感情が溢れそうになってしまったとしても、
【怒っても仕方がない】とわかっていれば
「いかんいかん」と思い直してお子さんにとって最善のサポートは何かと考えることができるのではないでしょうか。
不要な親子バトルを避けて、お子さんが一歩一歩進んでいくための、一つの方法になるはずです。
☆『普通の小学生』が中学受験に挑むとき、こちらの記事↓もぜひ読んでおいていただけたらと思います。
☆ご家庭だけではフォローしきれない、と感じたら、遅くなり過ぎないタイミングで
家庭教師や個別指導を頼ったほうがいいこともあります。
家庭教師に関しては選び方も難しいので、以下の記事を参考にしてみてください↓。
インスタグラムでも、『普通の小学生』の中学受験について、また親御さんの伴走をサポートするような投稿をしています。参考にしていただけたら幸いです。
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