中学受験するなら読書は欠かせない!『本の虫』さんはやっぱり読解問題に強い。

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モキチクワ
モキチクワ

『普通の小学生』の中学受験を応援している、元中学受験塾講師のモキチクワです。

いきなりですが、お子さんは日ごろからどのくらい読書をしていますか?

ご自宅の本棚には、何冊くらいの本が並んでいるでしょうか。(幼児期からの読み聞かせを1万冊…というお話ではないのでご安心を)

6年生の中学受験生は、さすがにゆっくりと本を読む時間はないかもしれませんが、5年生以下の小学生は「読書」が身近であってほしい、と思っています。

まず、受験をするかどうかに関係なく、好きな本を自由に読む楽しさが「読書」のだいご味ですよね。

ですが、このブログは「中学受験を応援するブログ」ですので、「中学受験」という観点に絞って「読書」についてのお話をしていきます。

結論から言うと、中学受験を目指す『普通の小学生』は『読書』はどんどんしておくべき、です。

もっとはっきりと言うと、読書量の足りていない『普通の小学生』に中学受験は厳しいのでは、とモキチクワは考えています。

(あ、幼児期からの読み聞かせ1万冊、くらいの衝撃があったら申し訳ないです…)


「読書量の足りていない」と言いましたが、月に何冊以上、などと言うつもりは全くありません。

しかし、少なくとも、学年相応レベルの本を苦労せずに一人で集中して読むことができる、くらいの日ごろの「読書量(読書慣れ)」が必要です。


それはどうしてか。


「読書量が足りていない」とどういうことになるのかなど、中学受験と「読書」の関係について、以下でお話していきたいと思います。


※このブログでは『普通の小学生』の中学受験について書いています。

「うちの子、あまり読書しないけど、国語読解ではいつも偏差値60を超えています」というお子さんもいるとは思いますが、

そういうお子さんはモキチクワ的なとらえ方では『普通の小学生』ではありませんので、このブログでは対象外です。

中学受験と読書は関係あるか

国語講師によってさまざまな意見があるテーマなのですが、個人的には

「国語読解」と「読書」はおおいに関係がある、と考えています。



「国語読解」に限らず、中学受験におけるすべての科目において、「読書」は影響します。(と、モキチクワは考えています)

もちろん、理解力や学力にはお子さんそれぞれに個人差がありますから、同じように「読書をしている」あるいは「読書をしていない」状態であっても、お子さんの状態には差があります。

ですが、どんな状態であれ、『普通の小学生』の場合は、中学受験をするならば意識して低学年からどんどん読書をしていったほうがいいです。

モキチクワがそう考える理由は

「読書量の足りていない」『普通の小学生』の場合、まずはテキストやテストに書かれた日本語の文字情報を処理するだけでも大変、ということになりかねないから

です。

これは国語読解に限らず、算数の文章題や理科社会においても同じことが言えます。

この「日本語の文字情報を正しく理解して処理する力」が足りない場合、お子さんはどういう状態になるかというと、

文字面をただ目で追っているだけで、頭の中に情報が入っておらず、理解もできていない

ということになります。この状態のお子さんは、実はかなり多いです。



親御さんはびっくりするかもしれませんが、モキチクワの経験上、「成績が上がらない」「どんなに塾にいっても偏差値が50以上にならない」というお子さんは


この「文字情報を読んでおらず、ただ見ている状態」であることが多いのではないかと、モキチクワは考えています。

「読書をしているからといって、読解問題が得意になるわけではない」

親御さん
親御さん

うちの子は読書をよくしていますが、読解問題ではなかなか点数が取れません

とおっしゃる親御さんも多いと思います。

モキチクワ
モキチクワ

そうなんです。読書が、「読解問題」の出来に直結するわけではありません。



これはなぜかというと、「読書量が多い≠国語読解が解ける」、だからです。


「読書量が必要」というお話をしましたが、この「読書量(読書慣れ)」はあくまで中学受験の勉強をするための前提のようなもので、読書をしているから国語読解が得意になる、というわけではありません。


国語読解については、「読み方」「解き方」を改めて学習し、習得する必要があります。

それは小学校では難しいので、中学受験塾や中学受験に対応したテキストなどで習得することをおすすめします。

👇「読み方」「解き方」をトレーニングする市販教材としては、以下のような教材をおすすめします。

生活の中に「読書」を自然に組み込む、のがベスト

『普通の小学生』が中学受験を意識したら、「読書」をどんどんしていくようにしましょう。

ただ一つ、気をつけてほしいことがあります。

それは「強制はしない」ということ。あくまでも、お子さんの読みたい本を自分から手に取って読めるようになる、ことが大切です。

親御さんが焦るあまり、「この本を読みなさい」「あの本を…」と強制してしまって、お子さんが本嫌いになることは絶対に避けたいことです。



「読書」に関するご家庭での取り組みについてのモキチクワが『普通の小学生』におすすめするやり方は、以下の通りです。

・定期的に図書館や本屋さんに一緒に行き、お子さんが読みたい本を選ぶ機会を作っていくこと

・ゆっくりと本を読む時間をできるだけ確保すること


お子さんはテレビやYoutubeやゲームが大好きだと思いますが、同じくらい「本を読む」ことに対しても楽しみを見つけてもらえたらベスト!です。

個人的な経験から:「本の虫」さんは、読解問題の解き方を習得するのも早い

『普通の小学生』の中にも、小さい頃から読書に親しみ、自らどんどん読書をしていくような「本の虫」さんはいます。

親御さん
親御さん

お風呂から出て、着替える前に本を読み始めてしまうので、困ります…

と、おっしゃる親御さんもいました。

モキチクワの経験上、「本の虫」さんはもともと「読解問題が得意」ではなくとも、「読解問題を解けるようになるための『解き方』を習得するのは早い」という印象があります。



やはり、日ごろから「文字情報」を取り入れる機会が多いと、それだけ「中学受験に関しては有利」であると言えるのではないかと思います。

お子さんが小学生になって、文字情報に慣れてきたら、「学習まんが」をうまく取り入れて、知識を増やしていくこともおすすめです。

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おうちの本棚にそっと置いて、お子さんが自分で手に取る日を待ちましょう。

以上、「中学受験と読書の関係」についてまとめてみました。

中学受験の勉強が本格的に始まる前に、お子さんが自分の興味のある本を自ら手に取ってどんどん読む、そんな状況になっていると素晴らしいと思います。


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