中学受験をするときの親の心構え⑥:親が手放してはいけないものは、うっすらとした「管理」

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モキチクワ
モキチクワ

元中学受験塾講師のモキチクワです。『普通の小学生』の中学受験を応援&サポートするための記事を書いています。

このブログでは何度も何度も言及していますが、

『普通の小学生』にとって「中学受験はかなり難しいもの」です。

学習内容が難しいのはもちろんですが、

「小学生が受験勉強に挑む」ということが、総合的にかなり難しいことである、とモキチクワは考えています。

小学生がする受験、それが「中学受験」


親御さんとお話していて感じるのが、

親御さんの実体験として記憶の中にある「受験」は「高校受験」や「大学受験」のことが多い、ということです。

中学受験を経験してる親御さんであっても、

「昔の中学受験に比べると、今の中学受験は質・量ともに3倍難しい」

と言われていたりします。
(「3倍」の根拠はわからないのですが…長年中学受験に関わっている先生方からすると、確実に難しくなっている、ということでしょう)

実はモキチクワ自身は、中学受験の経験はありません。

公立中から高校受験をして、公立高校に進学しました。

社会人になって、仕事として中学受験と関わることになって初めて、中学受験で勉強する内容を知ることになるのですが

モキチクワ
モキチクワ

中学受験の問題を始めてみたとき、ほんとうに驚きました。

公立の高校受験の内容よりも難しいのでは…というのが正直なところです。

ご家庭でのフォローは不可欠

もちろん、小学生の中にも中学受験の学習内容をすいすいと進めて、ばっちり理解して、模試でも高得点を取れるお子さんもいます。

むしろ皆さんの「中学受験生」のイメージは、そういうお子さんかもしれませんね。

ただ、そんな中学受験生はほんの一握り。

ほとんどの『普通の小学生』にとっては、中学受験は本当に難しくて高い壁です。




中学受験塾に入塾したからといって

小学生が自分で勉強を進めて、理解して、テストでもよい点数を取ってくる、

とは考えない方がいいとモキチクワは思っています。

小学生の中学受験は、

「勉強をする」「できるようになる」とはどういうことか

何をどうやれば自分できるのようになるのか

そのようなところから学んでいく段階にあります。

ですから、中学受験はほとんどの場合、

あらゆる場面において「ご家庭でのフォロー」が必要不可欠、と考えておきましょう。



「自分から勉強しない」ことを嘆かなくてもいい。やらなくて当たりまえ。

中学受験においての親御さんのお悩みで多いのが、

親御さん
親御さん

うちの子は、ほんとうに自分から勉強しなくて….

というものです。

みなさん、『普通の小学生』に多くを求めすぎている、とモキチクワは感じています。

『普通の小学生』は塾に通い始めたからといって、

自分で進んで勉強するようにはなりません。

たとえば、ピアノを習うとしても同じですよね。

ピアノを習い始めたその日から、毎日毎日自らピアノに向かって何時間も練習を続ける

そんな小学生は、間違いなく、ピアノのスーパーキッズですよね。

勉強についても同じことが言えます。

もしお子さんが、塾に通い始めてから毎日毎日自分から勉強をし始めて、どんどん考えて問題を解くようなら

お子さんはまさしくスーパーキッズだと思います。

でもほとんどの『普通の小学生』がそうではありません。

「勉強を始める」というところから、手助けや声掛けが必要だと考えても何も問題はありません。

うっすらとした「管理」は手放さずに、少しずつ「自走」を目指す

とはいえ、中学受験の勉強を進めて成績を上げていくためには、

「自分から勉強する」という姿勢

は欠かすことができません。

いつまでも受け身の姿勢で、やらされる勉強を続けていても

親御さんもお子さんも望むような結果を得ることは難しいと考えています。

それは、どんな学力レベルにあるお子さんでも言えることだと思います。

『普通の小学生』の中学受験においては

うっすらとした「管理」は手放さず、少しずつ「自走」を目指す

親御さんとしては、このような姿勢で、

お子さんの中学受験の伴走をしていくとよいのではないかと思います。




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